賃貸物件は、洗濯機を置くスペースに、防水パンが設置されていることが多いです。
そのため入居者は、防水パンのサイズに合わせて、本体を選ぶ必要があります。
そこで今回は、賃貸物件に入居予定の人に向けて、洗濯機の選び方やサイズの測り方を解説します。
賃貸物件の洗濯機のサイズはどれくらい?まずは防水パンの大きさを測ろう
賃貸物件に洗濯機を設置するとき、本体を買う前に防水パンのサイズを測るとよいでしょう。
防水パンとは、本体を置くスペースの床に設置されている、排水溝付きのプラスチックのトレイのこと。
排水ホースと床の排水口をつなぐことで、洗濯中に出る水を排出し、水漏れを防ぐことが防水パンの役割です。
防水パンのなかに本体を入れるため、サイズが合わないと使えませんので、測り方を理解しておくことが大切です。
まずは、防水パンの縁の外側までの外寸を測ります。
外寸よりも大きな洗濯機は、防水パンの上で置けませんので、奥行きと幅をできるだけ正確に測っておきましょう。
次に、防水パンの縁の内側の長さである内寸を測って、洗濯機を選ぶときの基準とします。
そして、防水パンの縁の高さを測ります。
防水パンの縁の高さによっては本体の凹凸にぶつかることがありますので、あらかじめ高さを測っておいて、本体を購入するときに凹凸にぶつからないかチェックしましょう。
万が一、本体の凹凸が防水パンにぶつかってしまう場合、土台を置いてかさ上げをすれば問題ありません。
縦横のサイズだけではなく、排水溝の位置もチェックすることが設置スペースの測り方のポイントです。
賃貸物件の洗濯機はどれくらいのサイズがよい?選び方をご紹介!
家族の人数や使用頻度を基準に、大きさ、容量、機能などから絞っていくことが、洗濯機の効率的な選び方です。
容量は、「家族の人数×1.5キログラム」を目安に決めれば、本体に負担をかけずに使い続けられます。
1.5キログラムである理由は、それが1日あたりの1人分の洗濯物の量だからです。
容量が小さすぎると何度も洗濯しなければならず、無理に詰め込んで使い続けると寿命を縮めてしまいますので、適した容量のものを選ぶようにしましょう。
洗濯機の選び方として、「タテ型タイプ」と「ドラム式タイプ」に注目することも一案です。
「タテ型タイプ」とは、家庭で一般的に使われている洗濯機の定番です。
水流の勢いを利用した「もみ洗い」により、洋服についた泥などを洗い流せることから、お子さまがいる家庭向けと言えるでしょう。
「ドラム式タイプ」の魅力は、節水機能や乾燥機能です。
容量も大きいため、一度にたくさんの洗濯物を洗えます。
仕事や部活などで洗濯物の量が多い家庭は、「ドラム式タイプ」のほうが適していますので、参考にしてみてください。
まとめ
賃貸物件は、最初から防水パンが設置されているため、そのサイズに合わせた洗濯機を用意する必要があります。
自分の洗濯機を持ち込む予定の人は、賃貸物件の内見のときにサイズを測っておけば、引っ越しの計画が立てやすくなるでしょう。