分かりやすく解説します!住宅ローンの借り換えメリットや注意点
マイホームを購入すると必ずといっていいほど付随するのが、住宅ローンです。
必要なものと理解しつつも、この先何十年も支払い続けることを考えると、今より少しでも安く抑えられないかとつい考えてしまいますよね。
そこで今回は、現在支払っている住宅ローンの返済額を少しでも安くするための方法の一つ、「借り換え」について解説いたします。
住宅ローンの借り換えメリットは?
借り換えとは、現在返済中の住宅ローンをAとして、Aを別の金融機関Bからの融資で一括返済し、今後はBから借りた住宅ローンを返済していくという仕組みを言います。
メリットは、新しく借り入れをするローンBが現在支払っている側のローンAと比較して金利が低ければ、総返済額や毎月の返済額などを減らせることです。
もし、現在高い変動金利で借りている場合、借り換えをすることで日銀の「マイナス金利政策」による超低金利が適用になる可能性が高いでしょう。
また、要件を満たしていれば、住宅ローン控除も引き続き受けられます。
しかし、借り換えの場合は諸費用などが多くかかるため、金利と諸費用を合計して検討する方が良いでしょう。
住宅ローン借り換えと繰り上げ返済どちらがお得?
ローンの借り換えに対して、繰り上げ返済とは、現在支払っている残りの額の一部を返済、あるいは一括返済する仕組みで、残ったローンの支払い方法は以下の2種類に分けられます。
「期間短縮型」の繰り上げ返済は、毎月の返済額はすえおきのまま返済期間を短縮する方法で、短縮された分の利息がかからないため、総返済額が少なくなるというメリットがあります。
一方で「返済額軽減型」の繰り上げ返済は、返済期間は変えずに毎月の返済額を減らす方法です。
利息を減らし返済額を減少できる点で、「借り換え」と「期間短縮型の繰り上げ返済」は似ているのですが、比較した場合にどちらがよりお得かは個々のケースで異なります。
住宅ローン借り換えの注意点
住宅ローンの借り換えの注意点としては、新しい住宅ローンが金融機関での審査を通らない可能性もあることです。
その理由の一つとして、まず、元々の住宅ローンを組んだ頃の状況と比較して、現状が悪くなっている場合です。
具体的には、転職や独立によって最低勤続年数に足りなかったり、収入の減少などで、金融機関の基準を満たさない場合が挙げられます。
また、団体信用生命保険(団信)の加入を義務付けている場合は、健康状態によっては団信の加入ができません。
そして、支払いで延滞があった場合や、物件価値が下がっている場合なども、審査次第で借り換えは難しいでしょう。
まとめ
住宅ローンの返済は30年を超える場合も多く、その間に家族の状況も変化するでしょうし、社会情勢などを受けて金利や政策が変化する可能性もあります。
借り換えのタイミングや方法も、個々の状況や金融機関によって大きく変わります。
まずは、現在の自身の状況を正確に把握し、情報を集めてみるところから始めてはいかがでしょうか?
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